「うわっ!ライトが黄色くくすんでる…」
昼間に車を見てみると、ヘッドライトがうっすら黄色くくもっていて、
なんだか車全体が古びて見える…。
こんな経験ありませんか?
このページでは、なぜヘッドライトが黄ばむのか? その原因をわかりやすく解説し、
今日からできる対策やおすすめの方法まで丁寧にご紹介します。

せっかく大切に乗っている車なのに、
見た目も安全性も台なしに感じてしまう瞬間です。

「これってもう交換するしかないの?」
「自分でキレイにできる方法ってある?」
「そもそも、どうして黄ばむの?」
そんなモヤモヤを抱えたまま、時間だけが過ぎていませんか?
実は、ヘッドライトの黄ばみは原因をきちんと知り、
対策をすれば、自分でも十分キレイにできるんです。
しかも正しくケアすれば、再発を防いで透明感を長持ちさせることも可能。
黄ばんだヘッドライトをピカッと輝かせて、
安全・快適・見た目も美しいカーライフを取り戻しましょう。
ヘッドライトが黄ばんでしまう原因。

ヘッドライトが黄ばむのは、太陽の光(紫外線)や熱、そして細かいキズや汚れ
によって、カバーの表面がこわれてしまうからです。
車のヘッドライトのカバーは、「ポリカーボネート」というプラスチックでできています。
これはガラスより軽くて丈夫なので、たくさんの車に使われています。
でもこの素材は、次のような外の刺激に弱いという性質があります:
原因 | なぜ黄ばむ? |
---|---|
紫外線(太陽の光) | プラスチックを“焼いて”しまい、色が変わる |
熱(ヘッドライトの発熱) | 高温で劣化しやすくなる |
砂ぼこり・飛び石・洗車のキズ | 表面がけずれて光がにごる |
空気中の汚れ(排気ガスなど) | 油分がついて変色する |
日本自動車整備振興会連合会や、カーメーカーの整備マニュアルでは、
「ヘッドライトの素材は紫外線や熱で2〜3年程度から黄ばみが見られるようになる」
とされています。

ヘッドライトが日中、ずっと外にさらされていれば、なおさらですよね。
ヘッドライトが黄ばんでしまうのは、紫外線・熱・キズ・汚れといった外からの刺激で、
カバーの表面が劣化してしまうからです。
これはどの車でも避けられない自然現象なので、
「こまめな対策」や「正しいお手入れ」で防ぐことが大切なんですよ!
ヘッドライトの黄ばみを除去する方法。

黄ばみが気になるヘッドライトも、
正しい方法でお手入れすればピカピカに戻すことができます。
ここでは「溶剤」「研磨剤」「耐水ペーパー」を使った
代表的な3つの方法を紹介します。
1.溶剤で黄ばみをなくす
まずは、「黄ばみを溶かす溶剤」を使う方法です。
これは、専用の液体で表面の汚れや劣化部分を分解・溶かして取り除くやり方です。
溶剤を拭きかけ軽くこすり、洗い流すだけなので
DIYや初心者の方でもカンタンに施工できるのが特徴です。
しかし、軽度な黄ばみには効果的ですが深刻な症状のレンズには
「気持ち落ちたかなぁ」くらいな対処法です。
研磨、溶剤(内:症状の段階見極め)
2.研磨剤で黄ばみをなくす
次に、「研磨剤(コンパウンド)」でこすって黄ばみをなくす方法です。
ひたすらコンパウンドでこする為大きいヘッドライトだと
結構大変です。
溶剤より黄ばみを落とす能力は高いです。
しかし、溶剤同様ヒビがあるような深刻なレンズには期待は出来ません。
3.耐水ペーパーで黄ばみをなくす。
最後に、「耐水ペーパー」を使って、黄ばんだ表面を少しだけ削る方法です。
表面の劣化した部分を削ることで黄ばみを落とせて、
細かなキズも同時に消せるのが特徴です。
表面が白いくすみや黄ばんでいるだけの軽い症状から
ヒビの入っている深刻な症状と幅広い黄ばみの症状を解決できる方法です。

プロも使うやり方で、がっつり黄ばみを
落としたい方にオススメですよ。
ヘッドライトの黄ばみを除去する方法まとめ
ヘッドライトの黄ばみを落とす方法を3つ紹介しました。
黄ばみを落とす前に一番大事なことは、
今のヘッドライトの状態を見極めることが大事です。
安価、施工性という理由だけでやってしまうと
ぜんぜんキレイにならなかったし、変にくすんでしまった。
なんて声もちらほら頂きます。
これじゃ余計にお金ばかりかかってしまいます。
ヘッドライトの症状にあわせた施工が必要なんです。

今ついているヘッドライトがあまりにもひどい場合は
中古でそれなりのを購入して、それをキレイにして
付け替える方が良い場合もありますよ。
(内:症状の段階見極め)
ヘッドライトを黄ばませない保護対策。

ヘッドライトの黄ばみをキレイに取ったあとは、
また、すぐに黄ばんでしまわないように守ってあげることが大切です。
ここでは「コーティング剤」「ウレタンクリア」「PPF」を使った
代表的な3つの方法を紹介します。
1.コーティング剤を塗って保護。
コーティング剤は、手軽に塗れる液体タイプの保護剤です。
黄ばみを落とした後に塗るだけで、
ヘッドライトの表面にうすい膜をつくって紫外線や汚れを防ぎます。
長期保護には向いていませんが手軽に施工ができるのが特徴です。
(内:それぞれの詳しい記事)
2.ウレタンクリアをスプレーして保護。
ウレタンクリアは、自動車のボディなどにも使われている
とても強くて長もちする透明な塗料です。
これをヘッドライトにふきつけて、
ツヤツヤでガッチリした膜をつくって保護します。
施工するには足付け作業が必要だったり、
仕上がりにもとても差が出やすい方法なので
初めての方には難易度が高めです。
(内:それぞれの詳しい記事)
3.PPFを貼って保護。
PPFとは「ペイント・プロテクション・フィルム」のこと。
透明のフィルムをヘッドライトにピタッと貼って、
キズや紫外線から物理的に守る方法です。
PPFはヘッドライトの形状で難易度が左右されます。
平らなレンズなら初心者の方でも簡単に施工できると思いますが
湾曲していたり、凹凸のあるレンズだと難易度は上がってしまいます。
(内:それぞれの詳しい記事)
ヘッドライトを黄ばませない保護対策のまとめ。
どの方法を選んでも、透明感を守ることがいちばん大切なポイントです。
せっかくピカピカにしたヘッドライトですから、
ずっとキレイを保つためにも、自分に合った保護方法を選びましょう!
(内:それぞれの詳しい記事)
ヘッドライトを再度黄ばませない予防対策。

せっかく時間をかけてキレイにしたヘッドライトが、
またすぐに黄ばんでしまったら悲しいですよね。
ヘッドライトが黄ばむ1番の原因は紫外線(太陽の光)でしたね。
だから、できるだけ太陽の光をあてない工夫がとても大切!
ここでは、紫外線からヘッドライトを守る
3つの予防方法をわかりやすく紹介します。
1.カーカバーをかける
カーカバーとは、車にかぶせる大きな布やシートのことです。
使わないときに車全体をスッポリおおえば、
太陽の光・雨・ホコリから守れます。
乗るたびの脱着が少し手間ですが
工事がなく場所を選ばないのが◎。

フロント部分だけのカバーもあり
脱着がとてもカンカンなものもあります。
2.カーポートで保管する
カーポートは、屋根だけがついている車の駐車スペースです。
施工費用がかかりますが
雨や紫外線を防いでくれるので、
ヘッドライトの黄ばみ予防にもバッチリ!
3.ガレージで保管する
ガレージは、屋根・壁・シャッターのついた
車専用のお部屋のようなもの。
施工費用と維持費がかかりますが一番守ってくれる力が強く、
紫外線・雨・風・ホコリ・いたずらなどから車を守れます。
ヘッドライトを黄ばませない予防対策まとめ
車を「太陽から守ること」が、黄ばみ予防のカギ!
日ごろのちょっとした工夫で、
ピカピカのヘッドライトをずっとキープできますよ!
(内:ガレージでもカーポートでも黄ばんできてしまうのはなぜ?)
黄ばみの原因と対策まとめ。
「黄ばみの取り方」「レンズの保護対策」「黄ばみの予防対策」
について、3つずつ紹介しました。
「黄ばみの取り方」で大事なのは、
キレイにしたいレンズの状態を見極めること。
「レンズの保護対策」で大事なのは、
費用と耐久性。あとはDIYかプロにまかせるか。
ですね。
「黄ばみの予防対策」で大事なことは、
いかに紫外線に当てないかがカギです。
レンズの黄ばみをとって
ピカピカにするまで費用と労力がかかります。
あなたに合った対策で愛車をキレイに保ちましょう。
はちゃねー!